ローダウンという投げ方は本当に「タイミング」で投げるもので、タイミングを見失った時、崩れるのは簡単です。
今日の少年団の練習も簡単なコンディションではなかったですが、スコアは伸びず、球筋も軸もよくありません。何かが狂っているのですがそれが何かわかりません。
卓には師匠、直接技術指導をしてくれる人がいません。ずっとパパと一緒に投げてきました。昔はパパそっくりな投げ方をしていたのが、いつの間にかローダウンへ。パパはローダウンはできないので、ひたすら理論と聞いた話を卓に砕いて伝えていくだけ。自分でやってみせてやれないので自分の体験と感覚を話に乗せてやれない。教えることの限界をいつも感じながら、せめてメンタル面だけは鍛えていかなくてはと、そんなことを昨日も蓮君のお父さんと話していました。
----------------------------------------------
4/18 岡崎サンボウル レーン状態:ミディアム
今日の卓(Ave.173)
1G平均
ストライク:3.33回 (目標4.8回) スペア:4.33回 (目標4回)
少年団のあとも90分投げましたが、不調の原因がパパにも見えず、投げている卓自身にもわからない・・。弱ったな・・・。
そんな時に隣のBOXにトヨタのボウリング部の皆さんが来ました。その中に元ナショナルチームの日比さんがいました。日比さんは卓がローダウンになりかけた頃に一度見てもらって「化けるかもしれない」という目で見てくれた、「ローダウン・卓」の誕生のきっかけをくれた人です。
「日比さんが投げている所をじっくり見させてもらえ」
卓にそう伝え、 完成しているフォームから何かヒントがないか、自分と違うところはどこかを観察させました。
しばらくすると、日比さんが声をかけてくれたのでしょうか、卓といろいろ話をしています。卓も今自分が直面している問題を聞いたようで、ウォーミングアップを中断して身振り手振りで話してくれています。
途中からパパもその中に入り、日比さんの話を聞きました。
「サムの抜け始めるタイミングが遅いことから起こる後処理ができない状態」
ローダウンには何種類もあるので一元化することはできませんが、卓の投げているところをさっき2,3球見たところ、今の卓はこんな感じになっているとのことです。
卓にはブロークンリストを最後まで我慢させて最後に回転のプラスアルファを期待するフリスビー型をやらせようといろいろ話したことがありますが、卓はいまのところ、フリスビー型をマスターできるタイプではありません。早い段階からサムが抜け始め、後から手がついていく押し込み型に近いタイプです。これはリリースの時に横から見るとよくわかるのですが、いい時は床に置いてあるボールを後ろから押しているように見えます。
バックスイングからフォロースイングに入り、ボールが自分の腰を通過する前に既にサムは抜け始めて、大股スライドした真ん中くらいで落としそうになっているのが、日比さんの言う本来のタイミングです。その落としそうになっている30cmくらいの間(フラットスポット)でいろんな調整を効かす事ができますが、卓はその先の体から遠いところで何かしようとしているので、タイミング的には遅すぎ、調整の効かないところでもがいています。
体には頭を中心にした体のひねりの中心軸と肩を支点にしたスイングの軸があります。ローダウンはこの2つの軸をうまく活かすことで無駄なく高回転の投球を生み出します。しかしその軸の可動範囲を超える動きはすべて妨げになり、卓の場合はひねりの軸の可動範囲を超えた状態が「ボールをこねる」動きになります。それがひどくなると不自然なロフトボールになります。サムが抜け始める時にはボールの進む方向に親指が向いており、押し出す時は親指を軸にして時計の反対周りにドアノブをひねる動作になりますが、この一連の動作のタイミングが遅いので親指の軸がずれてサム抜けに引っ掛かりが起き、ロフトになります。この手のロフトボールがここ最近多く見られました。
こんな感じで日比さんはいろいろ話をしてくれましたが、その中でとても印象的な話がありましたので、卓が今後意識して欲しいためにも書き留めておきます。
-----日の丸を背負って投げていた頃、このレンコンだとあいつには敵わないと言われたくなかった。
つまり違うレンコンだったら敵じゃないってことだからね。
常にいつも、いやな位置(試合の順位)につけていると言われるオールラウンダーになりたかったから、そういう練習した-----
-----今は悩むことが多いと思うけど、それをネガティブに考えればそれまで。
しかし、うまくいかないことで試行錯誤し、駄目だったら「これは駄目」という情報を得ることでプラスになる。
考え方次第ですべて自分を伸ばす糧になる-----
-----みんないろんなことをやって、今のスタイルになってきた。
そして、やれるんだけどやらないということ身につけた。
やれないとやらないは違う-----
日比さんの話を聞けて、誰よりもパパが楽になれ、そして追い込まれた気がしました。
卓の不調の原因が見えてきたことで明日からの練習の方向性が示せるのは良いのですが、話の深さ、重さ、何をとってもレベルが違いすぎます。卓が進もうとしている世界はメンタル(精神)、フィジカル(技術)、マテリアル(道具)、どれをとっても今のパパの想像をはるかに超えている世界です。
やばい・・・。
自分が無知すぎる。
最近のコメント